2013年5月17日金曜日

ワイヤレススピードライトコマンダーSU-800



クリエイティブライティングシステム対応カメラに装着して、SB-910、SB-900、SB-800、SB-700、SB-600、SB-R200の発光量をワイヤレスで制御可能。

ワイヤレススピードライトコマンダーSU-800をボディに取り付けると離れた所にあるスピードライトを遠隔操作で発光させることができます。光量の調節も手元でできます。こんな魔法のようなアイテムが世の中には存在しているのですね。もうモノブロックやジェネレーターなんかはいらなくなってしまい ますね…

…確かにできなくはないのですが、僕の場合あまり出番はなさそうです。勿論、人によって撮り方は違いますので便利だと言う方も当然みえると思いますが。

1番の理由は撮影のリズムが狂うことです。人物撮影が多い僕にとってはこのリズムは非常に大切です。僕は未だにマニュアルフォーカスでピントを合わせることが多く低照度の屋内での撮影ではオートフォーカスは信用できません。そこでフォーカスのブラケットを多用しています。ピントの合っていないところからシャッターを切はじめピントを合わせながらシャッターを切っていき、ピントが合わなくなったのを確認してシャッターを切るのを止めます。こうすればどれか1枚はピントは合っているでしょう。こんなときスピードライトのチャージの遅さがネックになってしまいます。

2番目の理由はロケに使えそうで使えないところです。ワイヤレスで発光できるということは電源が確保できないロケ撮影での使用に期待をかけてしまいます。軽装備でのロケ撮影を目的にスピードライトを使うわけですので、あまりごっつい三脚をスタンドとして使ったり、ウエイトをわざわざスタンドに吊るすというのは本末転倒な気がして当然軽量のスタンドにスピードライトを乗っけることになります。すると足場の悪いロケでは簡単に転倒してしまいます。やはりロケ用照明は安定感が命!太目のスタンドにウエイトをしっかりぶら下げパナソニックのPE60SGを傘バウンス。これをラジオスレーブでワイヤレスにします。これが今のところ最適なロケ用のシステムとなっています。スピードライトのようにハイスピードシンクロ機能なんかはできませんが、感度を下げてスピードシンクロに対応させます。実際スピードライトのハイスピードシンクロ機能ではシャッタースピードが速くなればなるほどガイドナンバーがみるみる落ちていき直当てでかなり近付けるか、スピードライトの数を増やすかしないといけません。

3番目の理由はスピードライトの値段です。ニコンSB-910はだいたい40,000円ほどです。コメットCT-200jrはだいたい49,000円ほどです。価格差10,000円程度なら迷わずコメットです!

2013年5月7日火曜日

MacBook Pro

MacBook Pro

15インチ:2.7 GHz Retinaディスプレイ
2.7GHzクアッドコアIntel Core i7
(Turbo Boost使用時最大3.7GHz)
16GB 1,600MHzメモリ
512GBフラッシュストレージ1
Intel HD Graphics 4000
NVIDIA GeForce GT 650M、1GB GDDR5メモリ
内蔵バッテリー(最大7時間駆動)
高さ:1.8 cm
幅:35.89 cm
奥行き:24.71 cm
重量:2.02 kg

Web関係の仕事が増えていくとデータのやり取りや周辺機器の揃えやすさの面でWindowsを使うようになりました。色再現はsRGBで統一されており、特に大きな問題もなく5~6年はWindowsのノートとデスクトップであらゆる作業をこなしていました。ところがここ1年ほどの間に少しずつ様子が変わってきました。「なんか色がおかしい」という声をいただいてしまうようになってきました。iPhoneやiPadが飛躍的に普及したために高解像 度、高画質のデータを多くの消費者が目にするようになりそれに伴い色に関しても気になり始めたということでしょうか。

1人暮らしを始めたとき、お尻に爆弾を抱えている僕はまず便器の色に合わせて温水便座をネットで購入しました。しかし届いた商品を取り付けてみると便器の色と違いました。夜トイレの電気の下で見た便器の色を僕は勝手に「白」だと思い込んでしまっていたのです。実際は淡いピンクだったため届いたオフホワイトの温水便座とは色違いになるわけです。

「色」というのは意外と厄介なもので、ある人が「赤」といっても他の人には「茶色」に見えたり、昼間は「白」だと思っていても夜見ると「黄色」だったり、料理の写真なんかは正確にホワイトバランスを取って撮影するよりアンバーかかっていた方が美味しそうに見えたり…。これは恐らく人間の脳が判断する色と実際の色に誤差が生じるためだと思います。

撮影の仕事の場合いちいちそんな話もできませんし、「RAWで撮っておいたからあとはお好きな色に直して使ってください」と言っても誰もがRAW現像ソフトを所有しているわけではありません。sRGBはそういう問題を解決してくれる救世主のはずでしたが残念ながら何の解決もできませんでした。多くの機器メーカーが参入しているWindowsは確かに周辺機器が安価に揃えやすかったり互換性が高いなどのメリットはありましたが、「色」に関しては騙し騙しの状態を続ける以外方法は見いだせなかったようです。


そこで登場するのがMacというわけです。Mac同士でやりとりする限り色が大きくばらつくことはありません。さらに印刷の結果とも近い色が期待できます。15インチMacBook Proは2,880 x 1,800ピクセルという高解像度のRetinaディスプレイが最大の売りなのですが、やはりノートPCですので、正確なピントの確認はある程度まで拡大しないと判断が付かず、1枚1枚の写真のピントのチェックにいちいち写真を拡大するという作業は非常に骨が折れます。この点の解決にはThunderbolt Displayを購入するしかないと思います。

フィルムカメラで仕事をする場合は最終的な仕上がりはカメラマンにしか想像できませんので、お客様はそのカメラマンを信用する他ありませんでしたが、デジタルカメラが主流の今は最終的な仕上がりまでその場でチェックを受けることが当たり前という面倒臭い時代になってしまいました。そんなときにはこの高解像度のMacBook Proが大活躍してくれます。カメラ背面の小さなモニタでチェックされるとかえって何度も撮り直しさせられてなかなか撮影が終わりません。何度も撮らされたあげく大抵は「最初のカットで!」の一言で終わるというのがお約束のようでした。MacBook Proでの確認ならほとんど一発OKとなるわけです。

ハッセルブラッド

ハッセルブラッド500c/m

ハッセルブラッドには6×6㎝判のVシステムと、6×4.5㎝判のHシステムがあります。Hシステムは現行の中判デジタルカメラへと進化しています。さらにVシステムにはレンズシャッター式の500シリーズやフォーカルプレーンシャッター式の2000、200シリーズ、広角撮影用のSWシリーズなどがあります。500シリーズの中でも500c/mはシステムの完成度が高く中判カメラの頂点に君臨しつづけていました。

僕もいつかはハッセルを使ってみたいと思いつつその価格と素人には扱いにくいという評価のために長年躊躇していました。ところが35㎜ デジタルカメラの台頭で中判フィルムカメラの中古価格がみるみる下がり始めました。ハッセルブラッドも「使えなかったら眺めていればいいか」とまで思えるほどに価格が落ちてきましたのでついに購入しました。

ボディーは500c/mブラック、C80㎜標準レンズ、A12フィルムマガジン、このセットで20万円以内で納まりました。程度はかなり良いものでしたが2~3回の試し撮りでフィルムマガジンのカウンターが動かなくなったのでマガジンスライド(遮光版)が収納できるものを追加で購入しま した。




「ハッセルブラッドの取り扱いにはいくつかの約束事がありそれを守らないとすぐに故障して莫大な修理費がかかる」という情報が巷に溢れていますが、どうもガセ情報だったようです。「クランクを回転させ常に次の撮影が可能な状態にしておく」この1点のみを気を付けるだけで、フィルム交換もレンズ交換も非常に簡単にできます。以前使っていたマミヤRZ67の方が取り扱いに慣れるまで時間がかかったような気がします。約束事といっても全てごく当たり前の操作ばかりで理にかなっていてその完成度は秀逸です。写真上がシャッターを切った直後の状態、写真下が次の撮影が可能な準備状態です。カウンター横の2つの窓で確認します。2つの窓が白色であればマガジン交換やレンズ交換などが可能な状態です。

考えてみればハッセルブラッドの500シリーズは500cの発売から60年近くもシステムの変更が無く当時の部品がそのまま現行の機種にも使えるという奇跡的なカメラです。仮に扱いにくいさや機能面に問題があるのであればこの60年の間に修正なり変更なりがあって当然のはずです。


 僕は残念ながらコーティングの違いによるレンズの描写やカールツァイスレンズの解像感というものには鈍感で撮影された写真に大きな影響が出ない限りはほとんど気にしません。それよりも「シュポンッ」というシャッター音や正方形のフォーマットで構図を考えるときのゾクゾク感のような部分を重視してしまいます。デジタルカメラは大変便利でフィルムカメラでの仕事のときに付きまとった「ちゃんと撮れたかな?」という不安感から解き放たれたことが最大のアドバンテージだと思っているのですが、愛着が出るようなデジタルカメラは今のところ出会えていません。その点フィルムカメラには1眼レフに限らず2眼レフのオシャレな風貌やレンジファインダーの背景にある開発の歴史など愛着を持たずにいられないカメラがいっぱいあります。その中でもハッセルブラッドがその完成 された機能とともに兼ね備える魅力は眺めているだけでは味わえず、手になじむほどに「このカメラで何か撮りたい!」という気にさせてくれる愛おしいカメラ です。

レンズの選び方


焦点距離による描写の違い
①同じ絞りの場合、広角になるほど被写界深度が深く、望遠になるほど浅い。
②広角になるほどパースペクティブ(近景と遠景の差)が大きく望遠になるほど小さい。

※被写界深度…ピントが合っているように見える前後の範囲。ピントを合わせたポイントから手前側の距離の方が短く、奥の距離の方が長いという性質がある。写っている範囲のすべてにピントが合っている状態をパンフォーカスといい、広角になるほどこのパンフォーカスが得られやすい。


標準レンズ 35㎜~50㎜
 ●肉眼で見ている範囲に近い画角を持つ。
 ●遠近感も肉眼で見たものに近いため自然な描写ができる。
 ●自然=平凡になりがちなため使いこなしが難しい。

広角レンズ
 ●肉眼で見るより広い範囲を写すことができる。
 ●近くのものが大きく写る。
 ●歪みが大きい。=非現実的なインパクトの強い構図が得られる。
 ●あまり絞らなくてもパンフォーカスが得られる。

望遠レンズ
 ●肉眼ではかすかにしか見えない遠くにある被写体を大きく写し取ることができる。
 ●被写体に近づけない動物写真やスポーツ写真には必須。
 ●被写界深度が浅い。=背景がボケやすい。
 ●「圧縮効果」による緊迫感が得られる。

ズームレンズ
 ●単焦点レンズ2~3本分の画角を1本でまかなえる。

測光モードの選択

平均測光             中央部重点測光           スポット測光

1眼レフカメラはTTL(Through the Taking Lensの頭文字)と呼ばれる露出計を内蔵しています。このTTLがレンズに入ってくる光の量を測定し撮影者に教えてくれます。プログラムモード、絞り優先モード、シャッタースピード優先モードなどのオートモードで撮影する場合はこのTTLの測光値を頼りに撮影しています。TTLは物体が反射した光を測る 反射光式露出計なので、物体の反射率に大きく左右されるという欠点があります。これを修正して適正な露出を得るために、測光モードの切り替えやAEロックなどを駆使して露出補正しなければなりません。マニュアルモードで撮影する場合はこのTTLについては学ぶ必要はありません。しかし、スピードライトを使って撮影を行う場合はこのTTL測光を利用したTTLオートモードが非常に高性能で便利なためTTLの特性や測光モードについては理解しておきましょう。

一眼レフカメラには複数の測光モードが搭載されており、撮影条件や多様な被写体に対して適正な露出が得られるように使い分けをすることができます。「平均測光」「中央部重点測光」「スポット測光」などの方式があり、メーカーによって方式名の呼び方が異なっていますが、全てこの3方式に分けられます。

平均測光(多分割測光)
画面をいくつかに分割し、それぞれの部分から得られる被写体の明るさをカメラのマイコンが総合的に演算して、最適な露出を選択するように作られている。平均測光の精度がそのままメーカーの評価につながるため、とても高性能になっている。よほど特殊な光線状態でない限り、この測光方式で適正な露出を得ることができる。

中央部重点測光
「ファインダー視野」の中央部分(約12㎜の円内)を重点的に測光する。特に中央部分の露出を重視したい作画意図がある場合などに有効。中央部重点平均測光は周辺部の情報も加味される。

スポット測光
「ファインダー視野」のほぼ中央(約3㎜の円内)のみを測光し、特定部分だけの明るさを基準にした露出の測光方式。狙ったポイントの露出だけを的確にとらえることができる。

2013年4月30日火曜日

適正露出とは?

露出が変わるということはカメラに入ってくる光の量が増減することです。光が多く入ってくれば明るめに写り、少なく入ってくれば暗い写真になります。どの程度の明るさに写すかを決めるのが露出コントロールです。
明るすぎて、白い部分のトーンが消えてしまっていることを「飛ぶ」と言い、暗すぎて黒い部分のディテールが分からなくなっていることを「潰れる」と言います。飛んだ部分が多い写真を「ハイキー」の写真、潰れた部分が多い写真を「ローキー」の写真と呼びます。

ハイキーとローキーのどちらにも偏りのない露出を「標準露出」と呼びますが、偏りのない写真が必ずしも最適な表現だとは言えません。晴天の雪山でスキーをしている写真の場合、標準的な明るさで撮影すれば周りの白い雪が飛ばないように写すため白い雪はグレーに近くなります。するとスキーヤーは肉眼で見るよりも暗めに写ることになります。そこでスキーヤーをもっと明るめに写るように露出をコントロールします。こうしてできた、撮影者の意図する明るさのことを「適正露出」と呼びます。

適正露出を得るために行う露出コントロールのことを「露出補正」と言います。露出補正の方法には、撮影シーンやどの撮影モードを使用するかによっていろいろな方法があります。プリント時に現像時間を変えたり、パソコンで補正したりすることもできますがそれはあくまでも最終段階の微調整であると捉えるべきです。後処理ができることは大変メリットは大きいのですが、それなりのリスクが伴うことにもなります。露出補正の方法は基本的な方法は次の4つです。

①カメラボディーによる露出補正
ほとんどのカメラには前後2段くらいの露出補正機能が付いて、予めカメラ内蔵露出計(TTL)の数値より明るめに(あるいは暗めに)写るようにセットしておくことができます。

②AEロックの活用
標準反射率をもつと思われる部分をスポット測光してAEロックをかけます。フレーミングを当初狙っていた位置に戻して撮影します。

③感度を切り替える
デジタルカメラならいつでも感度の切り替えは可能です。より明るくしたい場合は感度を上げ、暗くしたい場合は感度を下げます。

 ④マニュアルモードによる露出補正
絞りとシャッタースピードの両方を撮影者自らが選ぶことができるため、明るさも暗さも思い通りにコントロールすることができます。


 ①番は構図を変える度に補正の量を調節しなければならず、デジタルカメラの場合はダイナミックレンジ(識別可能な信号の情報量)がよりシビアなため、多少の露出ミスも致命的です。何度もチェックして補正の量を調節できる時間の余裕があるときのみ有効です。②番は測光モードの中のスポット測光を露出計として使う方法です。カメラの測光モードを常時スポット測光にしておくのは現実的ではありません。狙った露出を得るには最適ですが、測光モードの変更のわずらわしさや単体の露出計に比べると精度が落ちることなどから実用的ではありません。③番はカメラ内蔵露出計(TTL)を活用しないマニュアルモードの場合のみ有効です。ただ、明るさを求めて感度を高くし過ぎるとノイスが目立ち始めるため注意も必要です。④は絞りとシャッタースピードの組み合わせを変えて明るさを調節していきます。被写界深度がどの程度必要なのか、手持ちでもブレないか、などを考えながら撮影者の主体性を重視した補正方法です。ほんの十数年前までは④番の方法しか無く、それだけに撮影者の力量が問われ、表現意図が色濃く写真に出てくるのです。

絞りやシャッタースピードのそれぞれの数字が表現にどう影響するのかが大まかにでも分かっていないと最初はむずかしく感じるかもしれません。しかしカメラの機能に任せていてはいつまでたっても道具として使いこなすことは出来ません。さらに外部ストロボ撮影ではマニュアルモードでしか使えません。

ホワイトバランスとは?

色温度設定

5260K(ケルビン)

さまざまな色温度の光源のもとで、白色を正確に白く映し出すように補正する機能のことをホワイトバランス機能と言います。ホワイトバランスが取れていないと肉眼では自然に見えていた色がカメラで撮影すると不自然な色に写ることがあります。例えば、蛍光灯の下で太陽光用のフィルムや、太陽光のホワイトバランスで撮影すると緑色がかった不自然な色に写ります。また、太陽光用のフィルムで白熱灯に照らされた被写体を撮るとオレンジ色がかって写ります。これを補正するのがホワイトバランスです。

撮影を始める前に適正なホワイトバランスを設定しておきましょう。オートやプリセット(電球、蛍光灯、曇天など)も用意されていますが、外部ストロボを使ったり高感度やスローシャッターでの撮影では色かぶりが激しくこういったモードでの対応には限界があります。色温度設定で適正なホワイトバランスを設定する癖をつけておきましょう。

色温度

色温度はK(ケルビン)という単位で表示します。デジタルカメラでは、2500K~10000Kの間で細かく設定できます。数字が小さいほど青が強まり、数字が大きいほど黄色が強くなっていきます。朝焼けや夕焼けの赤味を取り除きたい場合は2000Kや2500Kなどの小さい数字に設定します。曇天時や日陰の青味を取り除きたい場合は6000Kや8000Kなどの大きい数字に設定します。また、逆の設定にするとで赤味や青味を強調することもできます。さらにそれぞれの色温度に対してM(マゼンタ)を強めたり、G(グリーン)を強めたりすることもできます。

RGBは光の表現法の一種で、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混色の一種です。RGBは3原色の頭文字です。ブラウン管や液晶ディスプレイ、デジタルカメラなどで画像再現に使われます。

CMYKは色の表現法の一種で、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4種ですCMYKは頭文字1字を取ったものです。但し同様の意味でCMYBkと表現される場合はBkはブラックを指します。

RGBとCMYの関係