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MacBook Pro |
15インチ:2.7 GHz Retinaディスプレイ
2.7GHzクアッドコアIntel Core i7
(Turbo Boost使用時最大3.7GHz)
16GB 1,600MHzメモリ
512GBフラッシュストレージ1
Intel HD Graphics 4000
NVIDIA GeForce GT 650M、1GB GDDR5メモリ
内蔵バッテリー(最大7時間駆動)
高さ:1.8 cm
幅:35.89 cm
奥行き:24.71 cm
重量:2.02 kg
Web関係の仕事が増えていくとデータのやり取りや周辺機器の揃えやすさの面でWindowsを使うようになりました。色再現はsRGBで統一されており、特に大きな問題もなく5~6年はWindowsのノートとデスクトップであらゆる作業をこなしていました。ところがここ1年ほどの間に少しずつ様子が変わってきました。「なんか色がおかしい」という声をいただいてしまうようになってきました。iPhoneやiPadが飛躍的に普及したために高解像 度、高画質のデータを多くの消費者が目にするようになりそれに伴い色に関しても気になり始めたということでしょうか。
1人暮らしを始めたとき、お尻に爆弾を抱えている僕はまず便器の色に合わせて温水便座をネットで購入しました。しかし届いた商品を取り付けてみると便器の色と違いました。夜トイレの電気の下で見た便器の色を僕は勝手に「白」だと思い込んでしまっていたのです。実際は淡いピンクだったため届いたオフホワイトの温水便座とは色違いになるわけです。
「色」というのは意外と厄介なもので、ある人が「赤」といっても他の人には「茶色」に見えたり、昼間は「白」だと思っていても夜見ると「黄色」だったり、料理の写真なんかは正確にホワイトバランスを取って撮影するよりアンバーかかっていた方が美味しそうに見えたり…。これは恐らく人間の脳が判断する色と実際の色に誤差が生じるためだと思います。
撮影の仕事の場合いちいちそんな話もできませんし、「RAWで撮っておいたからあとはお好きな色に直して使ってください」と言っても誰もがRAW現像ソフトを所有しているわけではありません。sRGBはそういう問題を解決してくれる救世主のはずでしたが残念ながら何の解決もできませんでした。多くの機器メーカーが参入しているWindowsは確かに周辺機器が安価に揃えやすかったり互換性が高いなどのメリットはありましたが、「色」に関しては騙し騙しの状態を続ける以外方法は見いだせなかったようです。
そこで登場するのがMacというわけです。Mac同士でやりとりする限り色が大きくばらつくことはありません。さらに印刷の結果とも近い色が期待できます。15インチMacBook Proは2,880 x 1,800ピクセルという高解像度のRetinaディスプレイが最大の売りなのですが、やはりノートPCですので、正確なピントの確認はある程度まで拡大しないと判断が付かず、1枚1枚の写真のピントのチェックにいちいち写真を拡大するという作業は非常に骨が折れます。この点の解決にはThunderbolt Displayを購入するしかないと思います。
フィルムカメラで仕事をする場合は最終的な仕上がりはカメラマンにしか想像できませんので、お客様はそのカメラマンを信用する他ありませんでしたが、デジタルカメラが主流の今は最終的な仕上がりまでその場でチェックを受けることが当たり前という面倒臭い時代になってしまいました。そんなときにはこの高解像度のMacBook Proが大活躍してくれます。カメラ背面の小さなモニタでチェックされるとかえって何度も撮り直しさせられてなかなか撮影が終わりません。何度も撮らされたあげく大抵は「最初のカットで!」の一言で終わるというのがお約束のようでした。MacBook Proでの確認ならほとんど一発OKとなるわけです。
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